◆◆◆佐藤貴美子の部屋◆◆◆

 

 偲ぶ会を終えて
                          石川 久

 佐藤貴美子さんを偲ぶ会は3月15日、午後1時30分から金山の労働会館ホールで152人の出席者でおこなわれた。出席者の顔ぶれは池内福祉会のひとたち、保育関係者、電話局で一緒に働き、闘った仲間、国民救援会、旧国鉄を含めたJRのひとたち、「若潮」、ゆたか作業所、民医連日本民主主義文学会、新日本出版社、赤旗記者、ガラス絵作家の児玉さん、切りえ作家、愛知文団連の方々、「華原の会」、佐藤さんの友人など、幅広いひとたちが日本全国からかけつけてくれました。どの顔も「われら青春の時」のようにりりしい顔立ちになり、佐藤さんの思い出を格調高く語りました。ここに集まった多くの方は佐藤さんの小説で光をあてられ、人生に希望を持って立ち向かった人たちでありました。文学のすごさがこうも人を変えたのです。
 佐藤さんの生きてきたことと文学の関わりが多くの人から話されましたが、日本文学の中でどう位置づけていくかは今後の課題です。
 こんなにすごい作家だったのかと改めて知り、偲ぶ会を開催して本当によかったと思っています。
 偲ぶ会の実行委員会を代表して、盛況な会になり、みなさまのご協力にお礼を申し上げます。また、いくらか財政的に余裕が出来ましたので、必要経費を支払い、残りを国民救援会にカンパすることになりました。
 簡単でありますが、紙上にてお礼を申し上げます。